週刊コラム‎ > ‎

腹の中で舌を出す

2018/06/25 5:23 に Sae Goto が投稿
 経営者と従業員、雇う側と雇われる側。それぞれに望むところが違うので、互いの言い分が平行線のときも少なくありません。とはいえ、同じ一つの組織の中で、ひとつの目標に向かっていくのですから、それなりに仲良く、良い関係を保っていたいものですよね。そういった仕事に対する意識のギャップを埋めたり、埋まらなくても他方の言い分を納得したりするのに何が大切かというと…コミュニケーションに他なりません。私はできるだけ、経営者だけでなく、従業員の皆さんとも会話を行うよう、心がけています。そうすることで、そのギャップの有無・大きさ、ギャップの種類や対処法が見えてくるからです。

 「従業員にはもっと積極的に発言して、会社のために何が大切か提案してほしい!!」という経営者さんの下では、往々にして従業員は黙ってしまうものです。なぜなら(あくまで多くのケース、です)口に出して提案したり主張したりすることが当たり前と思っている、または当たり前でなくても主張することに苦痛やストレスを感じない経営者にとっては、思ったことを発信できない従業員については「なんで発信できないの?思っていること、あるでしょ??」と、ちょっと信じられないからです。そんな考えなので、おとなしく発生機会の少ない社員さんたちは「どうせ私はだめだ」「社長だけが勝手にやってる」という思いになっていくのでしょう。また、どうせ発言しても、社長の意見にまとめられてしまう…とおもっていては、「人前で話す」というリスクを冒してまで自分の意見を言おうという気にはなれず、仕事はいつも余裕ない…そん状態になってしまうのです。

 業務がよくなる、会社が良くなる大きなポイントは、やはりコミュニケーション!意識改革も、業務改革も、会社組織全体で取り組む問題。言葉にだすことで、「思考」のプロセスに到着し、計画も一緒に考えていけるのです。最近ある会社さんから「どうせ言っても何も変わらないから、(キャプテンや首脳陣に違う意見を)言わない」という意見もありました。「口是心非:コウ・シー・シン・フェイ」口は肯定しているけど、心の中では反対している、腹の中で舌を出している、という意味。小さな組織の中で、言いたいことも言えない雰囲気、経営者の言っていることを「とりあえず」肯定だけしておく文化は、いつか人がいなくなってしまいます。「話し合って妥協点をさぐる」ことを面倒くさがらずに、ぶっちゃけ、やっちゃいましょう!!

口是心非 [kou3 shi4 xin1 fei1]


Comments