週刊コラム‎ > ‎

強く、冷静に、堂々と

2017/02/12 21:48 に Sae Goto が投稿
 近頃、私がクライアント企業様でよくお話しするのが「大きい会社を目指さなくていい、強い会社を目指しましょう!」ということです。その会社の理念や目的、サービスや商品は異なることはあっても、企業は誰かの役に立つ(=付加価値を提供する)ことでそれに見合う利益を受け、事業活動を行っています。でも、その「誰かの役に立つ」本来のやるべき活動を見失い、その結果得られるはずの営利ばかりに目が行ってしまうことから、利益度外視の売上偏重になってしまう会社さんが多いように見受けられます。

 では、強い会社とは、どういう会社なんでしょうか?

 これは、私の勝手な定義ですが、外部環境の変化はどうしようもなく、防ぎようもないことが殆ど。それを管理しようとするのではなく、外部環境の変化の兆しに常にアンテナを張って敏感になり、その変化に対応できるような内部統制をしっかり網羅し、常にいつでも柔軟かつ筋肉質に変化していける企業のことを指します。内部統制がしっかりできていないと、何か危険な兆候やイベントを察知できても、筋肉質でないから動きがにぶかったり、あるいは普段から動くこと・変化することに慣れていないから柔軟さも持てないのです。

 また、筋肉質であることは、外部環境への対応だけではありません。何のためにこの事業を継続し、「誰の何の役に立っているのか」明確に提示できるよう、また「さらに、もっと良く」を追求していくパワーとエネルギーを備えることが、付加価値の向上、利益率の向上につながるので、努力に見合った十分な利潤に繫がります。

 私がいままで担当させていただいたクライアント企業さんで、経営者さんが「素敵な方向に」変わったな、と思うのは、一大事業を成功させたりされたときではなく(いや、もちろんそれも感動します!業績アップは誰でもうれしいことですし、簡単なことではないですから)、たいてい何かトラブルがあったとしても、毅然と、そして粛々と立ち向かっておられるときです。アクシデントやトラブルは誰も好んでやりません。ですが、「そういうこともある」と十分な準備と日ごろの鍛錬があれば、ちょっとやそっとのことでは崩れないような強さが備わってくるものです。中国語でも「見怪不怪(ジィエン・グヮイ・ブー・グヮイ)」怪しげなものを見ても、怖がらず毅然と冷静に対応すること。そんな頼もしい経営者の皆さんを見ていると、もっともっと強くなってほしい!と応援したくなります。 

见怪不怪 [jian4 guai4 bu4 guai4]

Comments