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商売繁盛の神様を迎えに

2015/02/23 1:54 に Sae Goto が投稿

今日は旧暦の15日。中国語では初五(チュー・ウー)といって中華圏では道教の財の神、趙公明が下界に降りてくる日。その神様を迎えに行こうと(接財神)、昔は市内を練り歩いたり、今でも爆竹を鳴らしたり、という風習があるようです。お正月の商売繁盛の神と言えば、日本では恵比寿さまですが、これは七福神の中でも唯一、日本の神様で、中国語の「財神」の和訳が「恵比寿」と書いてあるものもあります。

 

さて、そんな商売繁盛の神様を祀る日に関連して、中国本土とシンガポールという中華系の両国で過ごした私は、中華圏の広さを思い知らされたエピソードを二つ紹介します。

 

ひとつは、「賀詞(フー・ツー)」と言われる、お正月に使われるおめでたい言葉です。日本では四という数字は縁起が良いとはされませんが、中国ではお菓子などの詰め合わせも四つなどと言うのは普通の事で、四字熟語も好んで使われます。旧正月に良く使う四字熟語というか、おめでた用語には「新年快楽、身体健康、一切順利、万事如意…」などと言うのが良く使われます。私が初めに中国語を勉強した時も、やはりこのような言葉を習ったのですが、シンガポールで暮らしていた時、上記のような言葉よりも「恭喜発財」という、「もうかっておめでとう!!」と、ちょっと日本語に訳すと歪な感じがする文句がお正月時期にはあらゆるところで貼りだされているのが気になりました。う~ん、やはり中華系経済大国なのか、と。

 

もう一つはお正月料理。シンガポールでは「魚生(ユィー・シェン)」というお刺身がトッピングされた千切り野菜のサラダを食べるのです。あ、お刺身は本物ではなく、イカのお刺身に似せたココナツとか、乾物とか…。ホテルのメニュー紹介でも英語で「Chinese Traditional Salad」と説明があったのですが、実際そのことを上海の友達に話すと、誰も「聞いたことない」との反応。シンガポールに移民されたのは、福建・広東省からでしょうから、上海の人には何のことやら、なんでしょうね。

 

と、いうことで、お隣の国とはいえスケールが半端じゃないワンダーランド、新しいビジネス創造に向けて、財の神様を迎えに行きましょう!!


接财神 [jie1 cai2 shen2]

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