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ウチなりの解釈『兵法三十六計』 第二計“囲魏救趙”(いぎきゅうちょう)

2014/06/30 6:22 に Sae Goto が投稿

これは中国の戦国時代、斉が趙を救って魏を討った時の話。趙を包囲してしまった魏を攻撃するのではなく、守りが手薄な魏の都を斉が攻めたことから来ているとのことです。

 

集中・充実している相手には太刀打ちできなくても、相手の力が分散するように仕向け、自らは集中して攻撃する。規模や格が上の相手と競争するときには非常に重要なポイントとなります。

 

ただ、規模が小さいほうが、組織であれ、時間であれ、集中しやすいこともあると思います。国や組織は、大きすぎると収拾がつかなくなったり、団結しづらくなったりするものです。私自身も大企業・中小企業の両方に在籍していたことがありますが、大企業だと、その看板に守られている安心感や自分の実力以上の変な自信は「個人ベース」ではあるのですが、社内の全員を知っているわけではなく、また部署によって文化が違ったりして、「一丸と」なることが難しかったような気がします。

 

 一方の中小企業。こちらは(もちろん、空気を乱すメンバーがいなければ、という条件つきですが)会社の会議でも朝礼でも、社員一同顔を合わせる機会があり、共通の目標がシェアでき、勢いもつけば、人数以上のパワーを出すことができます。

 

 また、私自身、20代独身で自由に自分の時間を使えた頃と、子育てをしながら働く今とでは、ダントツに今の方が集中力の高まりを実感しています。いや、仕事と育児を両立するには、それぞれを集中せざるを得なくなり、日々トレーニングになっているのかもしれません。時間も労働力も、ボリュームだけではない、質だ、ということを改めて思い知らされます。(もちろん、ボリュームあるお仕事ができないので、ちょっと強がりなところもあるのですが…)

 

 孫子の兵法が、敵には分散を、自己には集中を説いているのなら、私たち小規模事業者も、自身を持って、自分の強みを磨き、時間も労力も資金も集中していけるよう、がんばりたいですね。


围魏救赵 [wei2 wei4 jiu4 zhao4]

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