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ウチなりの解釈『兵法三十六計』 第二十四計 ”仮道伐虢”(かどうばっかく)

2014/01/13 4:20 に Sae Goto が投稿

 虢(かく)という見慣れない字は、春秋時代の小国の名です。昔、晋という大国が、近くにある小国、虞に道を借りて(かく)に攻め入り、一旦道を借りた相手である虞も、その後に打ち破ってしまった、という話から来ています。「道を借りて、虢(かく)を伐つ」、強者(大国の晋)が弱者(小国の虢)の弱みにつけこんで合併してしまう。今の世も企業合併吸収劇でよく見られる戦略です。

 

 ちょっと考えておりましたが、身の回りにこのような事例がない…?と思いを巡らすと…ありました。子供への接し方です。もちろん強者が親・大人で弱者が子供です。

 

 たとえば、子供がお稽古事に行きたがらず、地団太を踏む、泣いて嫌がる。そんな時はどうしましょうか。「今やっていることは、続けていれば将来絶対に役に立つから。」と、大人になったからこそ分かることを、どんなに論理的に、ていねいに説明しても、「いやだ!」テンションの子供が耳を貸すわけありません。とにかく「いやはいや!」なんです。そんな時は、強者の特権を振りかざして力でねじ伏せましょうか?いや、そうしてもお稽古事の場所に物理的に到着するだけで、またそこで泣いたり、教室で他のメンバーや先生方に迷惑をかける…なんてことにもなりかねません。恐らく、そこは「いやだ」モードをクールダウンさせるために、はぐらかしたりしながら、ごまかしながら連れて行くか、一回休むのが良いのかもしれません。

 

 でも、やっぱり「なぜこのお稽古事をやるのか」ある程度イヤイヤでも理解してほしいですね。そんな状況では「●●が欲しい」「▼▼を買ってほしい」と強請られたときがチャンスです!その望みが叶うためなら、何か条件があるならクリアしたい!!と、子供ながらにそんな気持ちが湧くようです。その時にはじめて「このお稽古事はね(なぜ続ける事が大事なのか説明)…だから、あと何回、嫌がらずに行けるか、見てみようか。そしたらご褒美に買いに行っても良いよ。」という作戦が有効で、弱者の弱みに付け込んで、自分の考えに(仕方ない、も含む)同意してもらえるようです。

 

 ただ、欲しいものの価格や家庭の方針によって、何度でも使える手ではないですし、子供だけに有効期間も短い…かもしれませんね!

假道伐虢 [jia3 dao4 fa2 guo2]

 
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