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ウチなりの解釈『兵法三十六計』 第一計“瞞天過海(まんてんかかい)”

2014/07/22 0:50 に Sae Goto が投稿

天を欺(瞞)いて、海を過ぎる。作戦実行にあたっては、敵の守備が十分な時ではなく、虚をついたタイミングを計る、というポイントはこれまで何度も出てきました。では、どんなタイミングで、どのように?となった場合、この第一計では「天を欺く」程なので、こそこそと隠れて、というよりは、誰も注意を払わないような、それこそお天道様に照らし出されているようなところで、特大カムフラージュ作戦を使いながら、堂々と海を渡るという、結構大胆な作戦になります。

 

確かに、大きいことをしようと思えば、それなりの劇的な方策も必要です。少し中小企業診断士らしいことを言えば、2013年度版の中小企業白書では、自己変革を遂げて躍動する中小企業・小規模事業者にスポットが当たっていました。やはり生き残りを賭けて成長してゆく企業というのは、時代や社会の変化に対応して柔軟に、また大胆に変化されているのでしょう。

 

「君子豹変す」とは有名な中国の古典の一節ですが、小人(子供、ではなくて、徳の高くない人、凡人)は、小手先の変化しかできないが、徳の高い君子と呼ばれるような人は、ドラスティックな変化を遂げる、ということです。(決して、人の上に立つ人は、気が変わりやすい、なんていう軽い意味ではないのです!!私も最近知ったことですが…)

 

では、どうやってドラスティックな変革を遂げるか。

 

他人は変革が起こる前の状態と、変革後の結果を比べて初めて「ドラスティック」と評する訳ですが、その裏では周到な準備と演習をし、好機を待っているに違いありません。その準備期間や練習・訓練期間こそ、天を欺くほどの平常(カムフラージュ?)を保つことが必要なのではないか、と私は思います。「忙しい、忙しい」「大変、大変」と愚痴るのではなく、今は我慢の時と内心思いつつも、表面では笑いながら、毎日を積み重ねる。そうすれば、機会に巡り合えた時に、最高のパワーを発揮して海を渡るほどの成長を遂げられるのではないかな、と、今の自分自身に問いかけています。


瞒天过海 [man2 tian1 guo4 hai3]

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