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外国語ができなくても!

2014/11/24 5:20 に Sae Goto が投稿

先週は、展示会で新しい出会いがまた、ありました。展示会というのは、本当に立ちっぱなしで、またアチコチ歩き回っては目ぼしい商品はないか、面白そうなものはないかと目も酷使するので、脚も目も、そしてお喋り一杯して口も疲れてしまう、そんな機会でもあります。幸い、今回はそこまでの肉体疲労をしても、行って良かった!といえる出会いがありました。

 

中国の某民間企業の社長さんで、高等教育も受けていない、海外留学(大陸だから「海外」ではなく、陸続き留学でもOK?!)も経験ない、そんなバックグラウンドの持ち主なんですが、或る商品についてのこだわりと、納品した商品を突き返されてもめげずに失敗の原因究明とその克服を繰り返し、今や大企業のトップになった、というような方です。でも、最近の所謂「富裕層」と言われるような方々の雰囲気を想像すると、今回出会った社長さんは全くかけ離れたイメージで、飾り気もなく、中国語もちょっとカントリーな感じで、少しお話しただけなんですが、真面目で誠実で、でも明るいお人柄がすぐに分かるような、そんな方でした。

 

今日、東京都中小企業診断士協会国際部主催の国際交流会でも、中国ご出身の二人の社長さんがおられ、彼らも「是非現地の民間企業と付き合ってください」「良いパートナーを見つけてください」と仰っていましたが、本当にその通りだと思います。日本企業は、職人肌のものづくり屋が多く、海外に出る、売り込む、プレゼンをする、ということになると一挙に引っ込み思案になってしまいます。それは外国語に弱いとか、異文化に接することに慣れていない、ということもありますが、前述の中国の社長さんも海外取引をどんどん増やしている割には、英語も日本語もお話になられません。日本より圧倒的に海外に出る事の規制が多い国なのに、ご自身でゼロから品質管理を徹底し、国際化の展開をされているのですから、本当に勇気を頂いてしまいます。

 

日本語では「裸一貫からのスタート」と言いますが、中国語では「白手起家(バイ・ショウ・チイー・ジィア)」真っ白の、何もない手で起業する、ということで、同じ概念を示します。特に最近の中国では白い手の起業家さんが増えており、本当に日本人受けするようなコツコツ型の方も多いと思います。そんな物事の価値基準を共有でき、信用できるパートナーを増やすことが、事業の国際化には本当に必要なんだと、また強く再確認できました。


白手起家 [bai2 shou3 qi3 jia1]

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