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雪の日には

2016/11/20 20:15 に Sae Goto が投稿

今日は、某協会さんのセミナーにお呼びいただき、講演させていただきます。タイトルは「現場に見る中小企業の国際化支援」について。診断士を対象に講演させていただいたことは何度かありますが、全く違う団体にお呼びいただくのは初めてです。ちょっと今までにない緊張感はありますが、同協会さんが必要とされる情報やポイントをしっかりおさえられるよう、頑張りたいと思います。


セミナーも、経営「支援」の仕事も、相手のニーズに合わせることが大事ですよね。総じて経営コンサルタントは「支援」の面が表に出すぎて、サービスプロバイダーである、という意識が一般的に薄くなりがち。(実は私もなりたての頃は「情報が多すぎて理解できない」と言われたことがあります。)逆に、正義感が強すぎて、ボランティアばかりになってしまい、事業として成り立たないということも、ちょくちょく耳にします。どんな仕事でも業種でも、最終的には「人の役に立つ・人々に必要とされる」商品やサービスを提供することが、価値を決定しますよね。コンサルティングをしていると「この業界は特殊だから」というセリフをよく聞きますが、確かに業界慣習、業界の構成など、ユニークなこともあるでしょう。でも、どんな業界でも経済活動の中では最終的には「どれだけ“良く”他人の役に立てるか」が評価され、対価が支払われるのです。


では、何に気を付けることが必要なんでしょうか?それは…別に私の考えではなく、普遍的なセオリーだとは思いますが、どんな商品でも、ターゲット市場を定めたら、そのニーズを正確に把握することが何より大切ですよね。もちろん、今あるニーズということもあるでしょうし、今は想像もつかないことだけど、その商品を世の中に送り出したら初めてその必要性を感じてもらえるニーズもあるでしょう。いずれにしても、相手に「ほしい!」と思っていただける商品でないと、売れないのです。もっと言うと、相手が「ほしい!」と思った瞬間に提供できる体制にしておかないと売れないのです。「これを作ったから売りたい」「これが得意だからそれを生かしたい」というのは、自分の希望であって、対価を支払う側の希望ではないのです。


「雪中送炭(シュエ・チョン・ソン・タン):雪の降る中では、炭を送る」、寒く雪が降る日には、暖を取るための炭を送る、急場を助ける。相手が必要な時に、必要なものを送る、ということですが、経済活動という、なんとなく事務的でクールな世界のような話であっても、結局担当しているのは人間。人の心やキモチを読み取って、それに応える「人間力」が大切、ということですよね!今週も人間力、鍛えましょう!


雪中送炭 [xue3 zhong1 song4 tan4]
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