ポツポツ、コツコツと

Post date: Jul 24, 2017 2:42:00 PM

中国のことばにひっかけた週刊コラムも、ボチボチと続けていましたら、もうすぐ5年目に突入しようとしております。また、当社サービスの一環として、志同じくする中小企業診断士のパートナー10名と色々な勉強から始めた「ちょっとITプロジェクト」も、新たな段階に入りました。やはり、どんなことでも継続は力なり。続けていることで、周りの人間(それはクライアントであるかもしれないし、同業者かもしれない。または敵かもしれない…)にも信用や影響力をじわじわと浸透させ、確実な関係構築になっていくことを再確認しています。いや、逆に信用というものは、急にできあがるものではなく、普段のふるまいや態度、毎日の積み重ねでできてくるものなので、こつこつと時間は必須なのかもしれません。

そんな今日は、夏休みの学校主催「わくわくスクール」で、中国語を教えておりました。その中国語講座も今年で4回目。毎回試行錯誤を重ねていますが、なかなか自分自身への満点はありません。でも、心も頭の中も、真っ白な子供たちが、新たに中国語の言葉や発音を吸収し、笑顔で発音してくれるのを見ていると、こちらも元気をもらえますし、今日は終わったばかりですが、もう次の反省点の改善のことを考えています。さらに、良いことと言えば、その前後で担当してくださっている先生方とのコミュニケーションもとれること。やはりこちらも、毎年やっていると先生方との会話もより近く、より深くなり、話題に面白みが出ますし、互いへの安心感も感じられます。

ITが発達し、情報だけでなくアクションにもスピードが求められる時代になりました。そのため私たちもIT化推進のお手伝いをしているのですが、ここ数回の経営者さんとの勉強会や面談を通じて共感することがあります。それはスピード化や効率化だけのためのIT化ではなく、最終的にはFace to faceの機会を得るためのIT化なのだと。結局どんなビジネスも、信用なしには成り立たず、信用できる相手なのか、またどのように条件を詰めるのかは、駆け引きや嗅覚も含めたリスクの設定など、人間のアナログな感覚によるところが大きいですよね。そこを充実させるために、細かい業務はIT化していく必要があるんでしょう。

水滴石穿(シュイ・ディー・シー・チュアン)ぽつぽつ落ちる水滴でさえ、石に穴をあけることができる、そんな中国語の四字熟語。ぽつぽつであっても、毎日の積み重ねこそが、時代に穴をあける、イノベーションのパワーの源となりえるんでしょうね。今週もポツポツ、コツコツ、がんばりましょう!

水滴石穿 [shui3 di4 shi2 chuan1]