すぐ行動に!

Post date: May 22, 2018 3:18:54 PM

日本語では「ごちゃごちゃ戯言を言ってないで!」という意味で、「しのごの言うな!」と言いますよね。この「しのごの」は漢字で書くと「四の五の」。中国語にも似たような言葉がありますが、それは「四」でも「五」でもなく「二」。「二話(アール・フアー)」というと、一番目の本質に続く余分な言葉、という意味にでもなるのでしょうか、余計なこと、とう感じですね。今日のことわざは「二話没説(アール・フアー・メイ・シュオ)」、文字通り訳すと、要らないことを言ってないで…という意味。つまりは一度決断したら、あれこれ言ってないでさっさと行動に移す、ということなんですね。

最近、或る学生スポーツのニュースがメディアを騒がせていますが、今日はそのニュースをテレビで見ながら、このことわざを思い出しました。自分が間違ったことをしたら、誰かに迷惑をかけてしまったら、子供の時ならすぐに謝るよう教えられ、実際そうしてきました。が、大人になればなるほど、子供の時に教えられたはずの、こんなに初歩的なことが、謝るときの恥ずかしさや反応のことを先に考えてしまうようになり、「まず謝る」という行動を起こせなくなっているものですよね。今日テレビで見たスポーツ選手は、気づいたときに「本当はこうすべきなんだ」と、冷静な自分の頭で考えたことをすぐに行動に移された。きっと行動するときには、「こうすることで、もっとマイナスなこともあるかもしれない」と、不安に思われたに違いありません。でも、多くの方がすでにあちこちで発信されているように、私も間違いを犯してからの行動は間違っていないし、大変勇気が必要なことをされたな、と胸になにか、ずしん、としたものを感じました。

初動を間違ってしまえば、その後は歯車がかみ合わなくなり、マイナスの連鎖が止まらなくなってしまうものです。これは、経営にも言えること。会社組織の運営にあたり、収益を生み続けられる仕組みづくり。これは毎日変わりゆく状況の中で行うので、時には大事な判断に迫られるときや失敗することもあります。その時に、すぐに立ち止まって必要な修正、方向転換をすること、間違いを反省すること、これができれば、また前に向かって進んでいけます。自分自身にもそうで居られるよう、改めて背筋を伸ばした一日でもありました。

二话没说 [er4 hua4 mei3 shuo1]