桃は何にも言わないけれど
Post date: May 16, 2016 4:37:56 AM
弊社では、中国スマホアプリ「WeChat」の販売協力もさせていただいているのですが、その関係も有って、さらに中国企業や在日華人の方々のネットワークを広げています。昨夜も、WeChatのオンラインイベントであるセミナーに参加しました。「セミナー」とはいえ、WeChatというアプリのチャット画面を立上げ、そこで音声チャットによる講演内容が資料等と共に流れてくるものです。完全中継ではないですが、コマ送り?のような、「細切れ送り」(?)のような、ほぼリアルタイムイベントで、とても新鮮な思いで、自室で参加していました。自室なので主婦でもある私はアイロンを掛けながら、在日華人対象の中国語の講演を聞き、終了後に流れてくるチャットでの拍手喝采や多くの質問、賞賛のコメントなどを眺めていると、本当にホールにいるような気分、まさにバーチャル体験でした。そんな不思議な体験以上に感動したのが、参加者数です。なんと80名もの参加者が同時にそのチャットの中に入り、お行儀よく最後まで聴いていたのですから、その運営主体の信用力と集客力には本当に素晴らしい人たちなのだと再認識しました。
当社でも1月にGセミナーを開催しましたし、診断士協会でも何度もイベントやセミナーを企画・運営しており、いつも集客の難しさを思い知らされてきています。今回、バーチャルイベントで80名集める、というのは、物凄いパワーもあったでしょうし、誰でも良いから、または何か「釣り」道具を使って呼んできたお客さんなら、こんな風に最後まで皆集中して聴き、終わったら一斉にコメント、ということはありえないと思います。これも主催者さんの積上げて来られた信用と、実績の賜物なんだろうなぁ、と深く感動しておりました。
「桃李不言 下自成蹊(タオ・リー・ブー・イェン、シィア・ズー・チェン・シー)」。桃や李(すもも)は、言葉はなくても勝手に人が集まってくる。良い人の周りには自ずと人が集まってくるものである、ということです。成蹊の「蹊」は道、という意味でもありますが、大きな夢やビジョンを持ちながらも、自らを高める事で足元を固めて行けば、自ずと道は拓ける、ということなんでしょう。営業することも、広く分かってもらえるように努力することも大事ですが、まずは自分を黙って磨け、ということなんでしょうね。私もまだまだ磨き続けて、こうやって新たにできた人のネットワークの中で、新たな道が拓けて行くよう、コツコツ進もうと思います。
桃李不言 下自成蹊 [tao2 li3 bu4 yan3 xia4 zi4 cheng2 xi1]