心が通じていれば

Post date: Dec 5, 2016 12:46:39 PM

週末、6年前まで住んでいたシンガポールのお友達家族が我が家に遊びに来てくれました。私の長子と同級生だったお子さんのご家族です。当時私は0歳児と3歳児と共に夫の駐在についてシンガポールに転居し、取得したばかりの中小企業診断士の資格を無駄にしないよう、現地でコンサルタントとして働く術を探し求めていました。そのために、幼い子供たちを現地の共働き家庭の子供たちが通う保育園に通わせていたのです。

日本もシンガポールも、保育園に通う子の親は当然仕事で忙しいので、平日送迎の前後でお話ししたりお茶したり、一緒に遊んだりすることはありません。唯一週末に溜まった家のことをこなしながら子供たちとの触れ合いの時間を作るのです。シンガポールでは、特にお誕生日会等、週末に家族で集まることもよくありまして、それがリクレーションのような感じになっていました。そんな中で知り合って仲良くなり、また偶然にもそのお子さんの両親ともに会計士で、シンガポールでかなり無茶な独立を果たした私にシンガポールの会計や税制のことを教えてくださる素晴らしい先生でもありました。

そんなシンガポール生活も2年で終わり、私たちは上海に転居します。上海にいた時も、やはりシンガポールが忘れられなくて、二度訪星し、そのたびに会っていましたし、私たちが上海にいるときに、その家族のキャリア・ママが上海に出張にこられ、会って話すと共に、ビデオチャットでシンガポールもつなげてお話もしました。

それっきりになっても、決しておかしくはないのですが、年賀状程度のやりとりに加え、今年の秋に「家族で日本に旅行に行くことにしたわ!会えるかしら?」と連絡が来て、再会に至りました。幼稚園児だった子供達はすっかり大人っぽくなり、会話は少しぎこちなくなってしまいましたが、チェスやオセロをしながら遊び、手巻き寿司を紹介したりしながら、楽しいひと時を過ごすことができました。

中国語で「海内存知己、天涯若比隣(ハイ・ネイ・ツン・ジージ、ティエン・ヤー・ルオ・ビー・リン)」世界に気の知れた仲間がいれば、それはもう、隣にいるようなもの、ということばがありますが、まさにその通り。私には、チアーマンサポートには、海外の心強く優しいお友達がたくさんいて、本当にいつでも近くにいるような気持ちでお仕事させていただいています。こんな楽しい国際化を多くの企業さまにも実感いただけるよう、これからも精進いたします!!

海内存知己,天涯若比邻

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