長い糸で、長い目で

Post date: Jul 5, 2015 11:19:08 PM

2015年も半分が過ぎ、7月が始まりました。弊社は2013年9月設立で、来月末で二度目の決算を迎えます。会社設立当初、帰国後間もなく、固定顧客もなく、やりたい事業のイメージはあるけれど、具体的な案件もなく、子育てもあるので2年間は調査を中心にコスト・カンパニーとして、私なりの「中小企業診断士事業」の検討をするつもりでした。「でした」と書くと、思った通りにならなかった、という意味になりますが、良い意味で予想外のスポット売上がたちました。事業らしきものがルーチンで回るほどには育ちませんでしたが、ルーチンで進めていけそうな「芽」はいくつか出てきて、3年目に増資をしなくても、このまま突き進んでいけそうな状況です。これも、たった一人カンパニーのチアーマンサポートを支えてくださり、信用してくださったみなさまのお蔭だと、まだまだではありますが、感謝の気持ちで一杯です。

では、これからはどうするか、ということですが、やはり2年経とうとして思うことは、事業の開始や改善というのは、自分の事情だけでは進まず、失敗したり、停滞したり、熟考したり、説得して分かっていただいたり、あるいは時間だけが解決してくれたり…と、それなりに時間がかかるものなのだ、ということ。何もしないで、ただむやみに時間を過ごすのは言うまでもないですが、自分が必死で走っても、どんなに努力しても、待つしかないことも多々あるのです。そんな時は、少し休んでリフレッシュし、次のランに備えるもよし、目先の小さい作業を終わらせるもよし。ただ、長期と短期の仕事のビジョンと組合せを常に意識し、短期的にやることばかりで焦らない事、つねに長い目で見ることを忘れない事が大事なんだな、と、これも自分への戒めです。

今年はミラサポの専門家としての登録も行い、実ビジネスの他にもコンサルティングの場も広げてみました。ご質問やご不明点にすぐ答えられる引き出しを増やすための努力や勉強も必要ですし、実ビジネスを育てたり、失敗して焦ったりすることで、事業者さまと共感できたり、事業者さまの気持ちに寄り添えるよう、今後も努力していきたい…と、やればやるほど、次々とやりたいこと・やらなければならないことが出てきます。そういう意味では、私も一事業者として、長い糸を放ち、大きな魚を釣り上げられるよう…それが今日のことわざ「放长线钓大鱼(放長線釣大魚):ファン・チャン・シィエン・ディアオ・ダー・ユィ」になるのですが…自社事業を、じっくり育てて行きたいと思います。まだまだ雨で涼しかったり、急に暑くなったりと変わりやすい気候が続きますが、みなさまもどうか、健やかにお過ごしください!

放长线钓大鱼 [fang2 chang2 xian4 diao4 da4 yu2]