自分が楽しくないと!

Post date: Feb 6, 2017 8:41:04 AM

週末は、私が属する診断士協会国際部のセミナーで実行委員兼パネリストとして、国際部や講師メンバーの皆さん、そしてお客様方と一緒に過ごしました。診断士協会の国際部活動では、同じ資格保持者も仕事や生活事情が異なる人たちが、ボランティアとして集まり、同じ目標を遂げようとイベント企画や運営をしています。この週末、その活動での大切なこと、いやボランティアでなくても大切だ、と再確認できたことがありました。それは、まず自分たちが楽しまないと、お客さんは来ない、ということです。

年末、年度末に挟まれたこの時期は、だれでも忙しなく、また天候も寒かったりすると体調を崩しがちだったりで、なかなかいろんなことがスムーズに進みません。本業でそんなに大変なのに、さらにボランティア活動など、もっと大変!!だからといって、「とりあわず終わらせればよい」「こなせば良いか」という気持ちで取り組んでしまうと、スタッフのチーム内でも、仕事の押し付け合いになってしまったり、イライラ度MAXになったり…なんてこと、ご経験ありませんか?そんな雰囲気だと、当然集客もうまくいかず、悪いスパイラルを突っ走ることになってしまいます。何故でしょうか?

「おもてなし」という言葉が取り沙汰されて久しい(!?)ですが、週末のセミナーも日本の「おもてなし」に関する日本のインバウンド・観光についてのお話し。その内容と今日のコラムのポイントは似ています。遠方から来ていただいたお客様に、心のこもったサービスを提供することが日本の美しいポイントの一つと広く認識されている(と思っています。私は。)一方、その言葉ばかりが一人歩きして、お客様対応そのものが「おもてなし」になってはいないでしょうか。観光客が増えて嬉しい悲鳴である一方、忙しさと人不足で外国のスタッフに外国人対応を任せてしまい、対応する側が優しい思いやりの心を以て気配りや心配りをすることを伝授できているでしょうか。

そのボランティア実行委員での集客も、初めはうまくいきませんでした。でも、毎日集計したり、それぞれの集客活動状況を共有したり励ましあったりしながら、見事に目標人員数の達成にこぎつけ、良いセミナーを創ることができたような気がします。これは、つらい時でも明るく、スタッフが楽しく前向きに取り組めた結果でしょう。「近悦遠来(ジン・ユエ・ユエン・ライ)」、近場の身近な人間が楽しめば、おのずと遠くから人がやってくる。この名の通り、人を集めて何かを行おう、人をもてなそうとする時は、やらされ感でやるのではなく、自分も楽しむキモチでリードしましょう。そうすればその波はどんどん遠くへと広がっていくことでしょう!

近悦远来 [jin4 yu4 yuan3 lai2]