足りている…という自己コントロール

Post date: May 15, 2017 1:26:10 PM

子供が3歳になった頃に一度、「楽になったなぁ」と思ったことがあります。その後、第二子が生まれ、別の大変さを知り、海外子育ても経験し、また帰国して…。まだまだ子育て途上中の私は、一瞬その時点で少し前より楽になったように思えても、成長する子供を取り巻く環境も次々変わり、その時その時に一緒になって考えなければいけない、という大変さを実感しています。つまり子育ては肉体的・生理的なお世話から、どんどん精神的なケアに変わっていき、その後は…いつ終わるか分からないというようなものなのでしょう。

だから、といって子育ては自分の時間と体力を奪ってしまうだけのものでしょうか?決してそんなことはありませんよね。子を育てることで自分も育ててもらっていることもありますし、やはり「家族のために」という気持ちが自分の生活の規律をリズム付け、前向きにすすんでいく原動力になっているような気がします。

本日はその子供達の学校のPTA総会でした。いつも同じ人ばかりがやっている、不公平だ!という声をなんとかしたい、という課題もあったようですが、私自身はボランティアはボランティアとして、それなりの楽しさと、充実感と、それによって得られることや人間関係を大切にしたいと思って参加しています。中にはくじ引きやじゃんけんで負けたから、という方もおられるかもしれません。でも、自分でコントロールできない状況下でそうなってしまったことについては、開き直ってその環境下で楽しくしてほしいなぁ…と勝手に思ってしまいます。仮に私に関係のない、接点のないところであっても、皆が気持ちよく参加・活動するには、皆の前向きの姿勢が必要だからです。

「知足常楽(ジー・ズー・チャン・ルー)」、足るを知って常に楽し、何事も満足していれば、いつも楽しくいられる、ということです。確かに「もうちょっとお金があれば」「もうちょっと時間があれば」「もうちょっと楽できれば」…欲は尽きません。でも、「今はお金がないわけではない。生活はできる」「時間もギリギリだけれれど、色んな人が助けてくれる」…というように、プラス思考でいれば、いつもキモチはハッピー、楽しい気持ちでいれれるのでしょう。文句の一つ二つ、ちょっとブスブスとキモチが落ち着かない時こそ、この言葉を思い出して、大きく深呼吸しながら現状に感謝の気持ちを持つようにしたいと思います。

知足常乐 [zhi1 zu2 chang2 le4]