[プチ連載]G-セミナー講師、張英さんと私のエピソード2

Post date: Dec 29, 2015 12:32:36 PM

2016年1月16日(土)開催G-セミナーVol.1中国ビジネス講師、張英さんと私のエピソードその2です。

その1からの続き) 大学時代に中国語を習った徐老師の紹介で、張英さんと文通することになった私。当時日本と中国都市部間のエアメールは、5日から1週間くらいかかっていました。初めて私が張さんに手紙を出してから、2週間くらいでお返事が届きました。どんなことが書いてあったか、もう覚えていませんが、ちょっと崩した文字で書かれた漢字の羅列に、物凄く興奮したのは覚えています。

それから何度か手紙をやりとりするようになり、やはり会いに行こう!と、体育会少林寺拳法部の練習がオフになる大学二年の夏休みに中国デビューを試みる私ですが、ここでもすんなりとは事は運びません。世界的に衝撃を与えた「あの件」が6月に起こり、かの国への旅行は一斉にキャンセルになりました。

それでも文通だけは続け、事態が沈静化した一年後の大学三年生の夏休み。ようやく私の大陸デビューと、文通友達、張英さんとの面会が実現するのです。今なら写メでも、ビデオチャットでもすぐに顔が分かるのですが、まだインターネットが普及すらしていない当時のこと、互いに会ってすぐわかるよう、自分の写真をこれまたエアメールで交換し、張さんの写真を握りしめて私は大阪港から鑑真号に乗りました。当時は人民元と外国人兌換券(国民用と外国人用の貨幣)の二種類が存在し、上海には地下鉄も無かった時代です。さて、二泊三日の鑑真号の船旅の後に始まる上海からの中国の旅、一体どんなものだったのでしょうか?(その3に続く)

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