ごとうさえの

言技(ことわざ)

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事業(ことわざ)

#301~


本当はどんな事業活動をしているか、ご紹介したいんです。

でも…やはりダイレクトには語れません!!

と、いうことで、チアーマンサポートの事業周辺情報&

後藤さえの独り言を、つづらせていただきます。

宜しくお願い申し上げます。


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306.見逃さない力

 先週金曜日、当社が主催する中小企業診断士のオンラインチーム、「ちょっとITプロジェクト」の10月度勉強会でした。大体毎月、色んなパートナーさんに講師をしていただき、見聞を広めたり、各パートナーさんの得意分野を認識したり、という場にしています。が、今月は久々に私が講師に。先日まで長期にわたり受講していた、認定支援機関の研修のレポートをしておりました。

 認定支援機関となるための要件には、個人・法人・資格別で色々あるのですが、私たち中小企業診断士に必要とされるスキル、中小企業診断士が普段の業務で使う知識と非常に親和性が高く、周囲の中小企業診断士の中には、認定支援機関の資格を保持されている方も沢山おります。

 勉強会そのものは概論だったのですが、「次回さらに深堀して勉強する、となると、何に興味があるか?」と参加メンバーに聞いたところ、どうやって隠れた問題を見逃さず発見するか、という意見がありました。確かに、経営状況が宜しくない企業の経営者様は何となく悪化を感じられながら、具体的に把握されず、どのレベルまで大変になっているのか、どのレベルでどんな手を打たないといけないか、というシミュレーションができておられないことが多いです。それは単にスキルの問題でなく、日常の業務の忙しさや普段の意識のポイントに影響されます。

 ここで私たちに求められるのは、「ちょっとしたこと」「よくあること」「これは大変!ということ」を、整理し、適切に明示できる力のように思います。特に、今はコロナ禍で全体に落ち込んだ業界がある中、「みんな大変だからまあ、大丈夫」で済まされるのか、それとも今すぐ何かしないと!という状況なのか、しっかり見極めるお手伝いをしないと!と、月曜日からキモチを引き締めています。「非同小可:フェイ・トン・シャオ・クー」軽視できない重大なこと、という意味です。下手に心配を煽るようなことをせず、でも、冷静に、客観的に、分かりやすく、を心がけて、今週もがんばります!

  非同小可 ‌‌[fei1 tong2 xiao3 ke3]‌ ‌2021/10/25





305.アウトソースだけではできないこと

 経営資源に限界がある中小企業さんに対しては、限られた人材や経営資源を本業に集中させるために、総務部門や経理部門など、一般的な知識で対応可能なことや、逆に専門性の高い一時的な仕事については外部にアウトソースされることをお勧めすることがあります。そうすることで、経営資源の分配にメリハリがつけられ、なんでもできる優秀な社員がこき使われることなく、最適な状態に近くなる…のですが、絶対、ではありません。

 経営コンサルタントとして、ある会社さんの顧問になった場合、定期的に事務面や管理面で社員教育の講師を任されることがあります。それはそれで、大変ありがたいですし、私も勉強になるのですが、気を付けていただきたいことがあります。アウトソースしっぱなし、ではいけない、ということ。

 もともと時間も人も足りないから、アウトソースしているのは分かっているのです。だからといって、一旦任せたら一切顔も見せない、報告も聞かない、というのは、ちょっと黄色信号。アウトソース先だって、人間です。大変だから、その部分を業務委託で受けるわけですが、コンサルタントはあくまで、自分がいなくても会社がうまく回るような仕組みを創れるよう、助言したりトレーニングしたりする役目。だとすると、私がいないと回らないような状況は作ってはいけないのです。あくまで「企業様が自立的に」できるようになること、これが主眼です。

 でも長い期間、目の前の忙しい業務と片付けていると、人にも頼りたくなりますね。一方、人は相手に優しくされたり、親切だったり、面倒みよく見てもらえると、その人に報いたくなるものです。会社に入って教えてもらったことも、しっかり覚えてられるのです。新しい仕事も、一度センパイがやって見せてくださると、自分も「よし!」と言う気になりますが、さらっと説明だけいただいて「後はよろしく」と言われると、「う~ん」と、やりきれない思いにもなります。やっぱり人は「優しさ」には弱いです。だから、優しさを仕事でも発揮しましょう。「熱心腸;ルー・シン・チャン」世話好き、親切で面倒見が良い人のこと。アウトソースの力を借りながら、頼り切らず、自分の優しさも大切にする。難しいことですが、これはできる人とできない人で、差が大きいかも!!  

热心肠 ‌‌[re4 xin1 chang4]‌ ‌2021/10/18



304. 白黒はっきりさせてしまいたいけど

 世の中、データ化が進み、これまでの人間の行動をデータに記録し、それを分析して行動パターンを作り、それを人ではなく、AI等が制御できるようになってきました。これにより、簡単な作業、人ではなかなか大変だった重労働も、反復が多いもの、パターン化しやすいものから自動化・ロボット化が容易にでき、人間がやるべき仕事が減っていく…なんて、よく言われていますが、本当にそうでしょうか?

 企業様の業務コンサルティングを行っていると、「本来やるべき業務や役割が、目の前の煩雑な雑用によってなかなかできない!」という方、管理職でも、一般職の方でも、よく見受けられます。こういった方々にとって、業務の自動化は仕事を増やすでしょうか?それとも減らすことになるのでしょうか?もともと与えられた業務や役割、というのが、今後の新しい企画だったり、現在の仕事のやり方の変革、といったものであり、じっくり考える時間が雑用に阻害されている!!と思われている方なら、雑用は自動化でき、より本らの事業に集中できる、仕事が増やせる!と考えるでしょう。

 会社も社員も、十人十色。経営改善のセオリーは多くの会社に共通して当てはめられることもありますが、経営改善の論点や視点は実に多方面から攻めていくもの。なので、多様な企業様の経営改善に、同じようなプログラム、マニュアル化した改善指南は、なかなかピタッと来ないのです。AIが扱うような膨大なデータも、多くの中から「傾向」を抽出するので、「一般的」から弾かれるデータは沢山あることでしょう。とすると…。やはり自分の、そして自社の目標は、オリジナルのものを考えなければならず、それも一朝一夕には達成しないのです。

 これはいい、これはダメと、すぐに決めてしまった方が、キモチは楽です。でも、経営って、そんな簡単なものではありませんよね。オリジナルの目標を据えたら、あとは嵐が来るかもしれないし、思ったように進まないこと、意外とスムーズにいくこと、色々あるでしょう。長い道のり、休憩なしに目標に向かって走るのは大変なので、短期的な目標も立てるわけです。それが単年度の予算だったり、人事の目標管理だったり。方法は変えてもいいでしょう。でも大前提となる目標を見失わないように、見える範囲のところに、見える小さい目標を据える、そして安心したり、ちょっと休憩したり、次に挽回を目指したり。そんな、「里程碑;リー・チャン・ベイ」…一里塚、を、社員の皆さんに示していきましょう。皆が、何かウダウダ・ガタガタがあっても、最終的には同じ方向に向かえるように。

  

里程碑 ‌‌[li3 cheng2 bei1]‌ ‌2021/10/11



303. 認定支援機関の研修を終えて

 認定支援機関になるための理論研修、足かけ4か月、合計120時間に及ぶ内容でしたが、無事先週で修了しました。9割出席しないと修了が認められないのですが、一度家庭の事情(!)で2時間遅刻をしたものの、それ以外、なんとか出席できました。試験の結果はまだですが、とにかくやることは尽くしました。

 120時間の講義や演習の間、お世話になった先生方は、約20名、皆さま経験が豊富でおられ、説得力とリアリティに溢れていました。初めて知ることに触れたり、私が知っていることや経験したことも、キレイに整理できたり、本当にありがたい内容でした。その中で、複数の先生方が仰っていることに幾つか共通点がありました。表現する言葉は違うけれど、このような感じです。

  • 経営者との信頼関係が大切

  • 型にはめない

  • 泥臭い計画で

  

 認定支援機関は、最近では補助金申請の支援等でも活躍の場が多く、今回の受講者の中でも、ここを目指して応募されている方が多かったようです。(私の感覚ですが…)でも、もともとは金融支援を得るための計画策定の資格、少なくとも資金に心配がないような企業様は対象ではありません。そのような状況であれば、あまり他人にも言いたくない、と思うのが普通でしょう。

 それでも私たちを信頼いただいて、情報を開示していただかないといけないのですから、まずは話していても安心していただけ、信頼していただけるようにならないと、と、再認識した次第です。

 常に気を付けていることではありますが、「自分が一番正しい」という口ぶりになっていないか、威圧的な態度ではないか、「ちょっと聞いて~」と言ってもらえるような姿勢か。「喫定心丸:チー・ディン・シン・ワン」「吃(喫)」は食べる、「定心丸」は精神安定剤。つまり、安定剤を飲む、安心する、ということ。言葉遣いや態度もそうですが、これからももっと勉強し、経験も積んで、「話したら安心できる」サービス提供ができるよう、努力します!今週もがんばりましょう!!

  

吃定心丸 ‌‌[chi1 ding4 xin1 wan2 ]‌ ‌2021/10/4



302. ちょっとした力


 コンサルタントを目指し、中小企業診断士の試験勉強をし始めたころから、「試験に合格したら、次はどうやって仕事を獲得していくんだろうか?『私はこんなお手伝いができます。〇円で助けます。困った人、いますか~?』と宣伝して、果たして手を上げる人や会社がいるのか?」と、考えておりました。また、「そもそも、経営が順調で、資金も豊富な会社はコンサルタントを必要としない。コンサルタントが必要な会社は、お金で困っていることが多い、するとサポートをしても対価を請求するのは難しい?」と、どちらかというと商社時代に色々叩きこまれた私としては、民間ベースで事業を行うことをずっと考えていました。

 果たして、中小企業診断士試験に合格し、3度の実務補習を経て経済産業大臣登録となった後、直後はシンガポールで企業したり、その後上海の京都府の機関でボランティアをしたり、と、面白い横道を経て帰国後日本で独立し、他の診断士の皆さんと繋がるにつれ、公的支援のお仕事の多いことや、サポートの有り方の多様なことに気づかされます。さらに、自分も起業したり、パートナーに業務を委託して委託料(や、源泉税)を支払う側になって、会社員や一人だけでやっていた頃には経験もしなかったことも実感できるようになり、年齢とともに経験も蓄積できてきました。

 そこで気づいたのは、ほんの少しの改善で会社は大きく動く、ということ。でもその小さな改善だって、「今の方法を変えること」「考え方や見方を変えること」「会社の雰囲気を変えること」は簡単ではなく、一歩踏み出すのに一緒に走ることこそが、多くの会社で求められている、そんなことでした。先週のコラムでも、はじめの一歩を一緒に踏み出すことを書いていますが、企業さんにとっても、コンサルタントにとっても、そこがとても大事なポイントで、(経験的に)若いコンサルタントは、習ったことをできるだけ企業さんに伝えたい、教えたい!といきり立ってしまうのですが、そんな教科書情報は、忙しい企業さんには迷惑なのだ、ということも少しずつ実感するようになりました。

 では、中小企業診断士になるために勉強した膨大な知識はどこで使うのか?それは総合力として、とても大切。なぜなら、ちょっとした力を添えるために、その企業さんのもっとも手を貸してほしいところを察知し、ちょうどよい程度にサポートする、その結果、長いお付き合いができるような関係になるには、ITだけでも、財務だけでも、人事だけでも、営業だけでもなく、総合的に、時には遠くから、時には近くでよく見て判断することが必要だからです。そんな「一臂之力;イー・ビー・ジー・リー」、ちょっとした力、少しの手助けができるよう、今週も研修でしっかり勉強してまいります!!

  

一臂之力 ‌‌[yi1 bi4 zhi1 li4 ]‌ ‌2021/9/27




301.初めの一歩は、ちょいと背伸びぐらいで



 新しい顧問先で、また多くの管理職の皆さんと、一緒に会議に臨んでいます。その時に、やはり気になるのは、皆さんのスキルや経験、レベルの差です。大企業でも副業や転職が増えてきましたし、経験者を中途採用する機会も増えてきました。中堅中小企業なら、なおさら中途採用も多くなります。そうすると、どんなことは前職でやっていて、どんなことなら聴けば分かるのか、どんなことは説明されても全くわからないのか…個人によって、その差があまりに大きい。今回の会社さんに限らず、中堅・中小さんやITベンチャーでの特色といっていいかもしれません。しかも、外国出身スタッフや、異業種出身者も入り混じっているような「高度なダイバーシティ」を実現されている会社さんなら、異文化を受け入れることにお慣れかもしれませんが、地元の社員が中心で、経験者だし、自分より年も上だから、なんだか「どこまで分かってるんですか?」って、日本人同士だと聞きづらいこともあります…よね。

 コンサルティングに入ると、そういったレベルの差には、細かく注意するようにしています。分かっていて適当にやる人もいれば、一生懸命なんだけれど、いまいち理解せず進めておられる方も。そして互いに突っ込まない。これは少し不健全な組織です。今、コンサルタントの私が入って、それらが少し解消されたとしても、またすぐに新しいメンバーが管理職となって入社されたり、昇進されてきます。その時にまた、同じような説明が必要になるでしょうか?

 「何となく違うな…」「でも指摘するのもな~」なんて思いながら、突っ込むタイミングを逸してしまっていると、会社としては大きなリスクが待っています!!「分かると思って話していたのに~」「できると思ったから任せたのに~」といった事態を招いてしまうのです。それを回避するには…正直に分かりません♪と言える雰囲気を創ること。無理にできないことをさせても、当人もストレスですし、会社にとっても良いことはありません。

「趕鴨子上架;ガン・ヤーズ・シャン・ジィア」アヒルに止まり木に留まらせる、無理にできないことをさせる、ということ。経営者の皆さんは、社員の皆さんにできるだけレベルの高い仕事をしてほしい!と思われていますが、現在の能力やキャパシティに合った教育やトレーニング(OJT含む)でないと、却って組織は不協和音やストレスの場となってしまいます。アヒルさんが怖がって鳴くのではなく、地に足付けて、自分より、まずはちょっと背伸びしたところに目を向け、アクションしてもらえるよう、経営者の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思います!

  

赶鸭子上架 ‌‌[gan3 ya1 zi shang4 jia4 ]‌ ‌2021/9/20