ぶつぶついわずに

Post date: Jul 24, 2016 11:37:43 PM

さて。夏休みに入りました。子供達の手はそれほどかからなくなってきたとはいえ、給食に御世話になっている間は考えなくてもよかった毎日のお昼ご飯のこと、ただ「自分達で何か買ってきなさい」を含めて「気にかける」事項が毎日一つできたこと、親にとっては少しアタマの痛い時期でもあります。そんな私個人の事情とは全く関係なく、お仕事はいつもと変わらず有るわけですから、これはこれで、大変ありがたいことなんですが、ついつい「子供が夏休みでなければ、もっとできるのに」とか恨み言の一つや二つも言ってみたくもなります。ただそこを本当に言ってしまうかどうかで、器の大きさが1サイズも2サイズも変わってきそうですね。

ダイバーシティの時代が到来し、男性のオフィスワークを基本とした9時から17時+残業たっぷり、という就業サイクルが「スタンダード」ではなくなりつつある今日この頃、もう、何が「普通」なのかは自分が決める世の中となりました。自由になった、というよりは、自分で責任持ってコントロールする時代になった、という方が適切だと思います。私も「子供もいますし、あまり沢山できません」などと、ついつい言ってしまいますが、そんな断り方をすると、子供がいる人の働き方はいつまでたってもスタンダードにならないですよね。もちろん、周りの人々の理解や協力あってのことですから、常に感謝の気持ちは忘れてはいけないですが、「一日8時間労働」を普通にしない、つまり、家のことや他のシゴトをしながらでも今のシゴトをすることに、誇りと自信と責任を持ってやるには、それをさせていただける環境と情況につねに感謝をする、そういうことなのかな、と思います。

不満があれば、それを克服することでモチベーションを上げればいい。ただ、自分が変えられない環境や情況について、グチを言っても変えられないのなら、その環境の中で自分が最大できることについて、まずは満足をすべきなんでしょうね。その気持ちさえあれば、いつもにこにこ、満足し、ありがたく思い、さらに向上していけるような気がします。大変な子育ても同じ情況があと何十年も続くわけではありません。「知足常楽(ジー・ズー・チャン・ラー)」足るを知って常に楽しむ。これだけしか働けないけど、全く働けないより、いいじゃないか、と、自分を満足させ、前向きな気持ちにさせる。そんな心がけから、良い運も舞い込んでくるのではないでしょうか。前を向いて、行きましょう!一歩一歩。

知足常乐 [zhi1 zu2 chang2 le4]