虎穴に入れる強さを

Post date: May 7, 2018 6:55:17 AM

『虎穴に入らずんば虎子を得ず』、日本でもよく使われることわざですね。近頃アチコチのメディアで聞かない日は無いほどの『働き方改革』、これもちょっと関係あると思います。というのは、近い将来(いや、既に今も…)簡単で、繰り返しがあって、プログラミングできるような仕事なら、機会やPCがやってくれるようになるのです。そして人間が必要な作業や業務は、より突っ込んで、深く話し、議論し、上手にプレゼンすることが求められるようになるからです。

営業と称して、応接室で適当に話しているだけでは、結果が付いてこなくなります。そういえば私も会社員時代、「お茶くみ」「文具当番」なるものがありました。そもそも営業でさえ、営業担当男性社員+女性アシスタントという、二人一組時代でした。営業業務というのは、お客様を獲得し、お客様から沢山ご利用いただけるように売り込む担当者ですが、そのためには見積書や契約書を作成したり、商談に必要な文具を調達・補充したり、来訪される場合はお茶をお出ししたり、外出する場合は交通費を精算したり…という、周辺業務が非常に多かったんですね。そのため、周辺業務というか、利益を生まない間接業務を担当する人間が必要だったのです。

ところが今ではどうでしょうか?パソコンやOA機器、そしてインターネットの普及に加え、労働人口の減少や不景気も相まって(!)周辺業務・間接業務は大きく圧縮されました。「お茶くみ」なんていう事務員用語も今では死語なのではないでしょうか?諸雑用が圧縮されたり、人がやらなくて良くなると、一見便利なようですが、実は人が勝負しなければならない場に置かれているってことだと思いませんか?携帯電話だって、導入されたころは「あ、もしもーし!!電波が悪いみたいです!!」なんて、上手くごまかせた(?)ことも、いまでは電源切らないと、スマホからは逃げられないですよね!!

ITが発達して便利になるから人が何もしなくてよいのではなく、真逆!!だからこそ、学ぶ姿勢を崩さす、強くなって物事の本質に取り組まないといけないんです…と、私はそう思います。で、物事の本質に入っていくような、そう、虎の穴に入っていける強さが必要!!と今日は言いたかったんですよ。「不入虎穴焉得虎子:ブールーフーシュエ ヤンダーフーズ」。ITスキルをちょっと身につけて、便利さを享受しながら、人間力、仕事力、コミュニケーション力を鍛えて働き方を変えましょう!!

不入虎穴焉得虎子 [bu4 ru3 hu3 xue2 yan1 de2 hu3 zi3]