先ず行動!でも待つ時間も大事。

Post date: Jun 7, 2015 11:46:00 PM

先週はお二人の中国ご出身の社長とお会いする機会に恵まれ、日本企業の海外展開での問題点について日本人以外の立場から、新鮮かつ不思議に思えることをお話いただき、私もこれまた新鮮な気持ちでお聞きしておりました。もちろん、コミュニケーションのまずさや、外国でも日本と同じような品質、スタッフの行動を求める…などのポイントは、どなたも指摘される日本人の(良くない方の)特徴。でも、もっと新鮮に、また、零細企業の社長である私にとっても胸に突き刺さるお話がありました。

「日本人は、中国に出てきて、一年や二年で結果がでるものと、勘違いしている。今まで日本での事業はここまでくるのに何年かかったのか、日本でさえ形になるのにかなりの時間がかかっているのに、言葉も習慣も違うところで、1年で結果がでなくて撤退・縮小って、ちょっとおかしい。」と、いうのです。

う~ん、納得。日本で時間をかけ、創り上げてきたものの、その部分的応用編と思っているから短期での結果にこだわるのかもしれないですし、「腹をくくる」覚悟が中途半端で、出口戦略のことばかりが念頭にあるのかもしれないですね。または、その事業を始めたのが今の担当者ではなく、前代の、或いはその前の代の先輩たちだったりして、今の世代が(海外展開も含めて)新しい事業へのチャレンジに慣れていないのかもしれません。自分達の努力が、即座に結果に結びつくのではなく、成果がでるには「適当な」時間が必要、ということなんですね。

私自身も時間だけが解決してくれること、何度も実感したことがあります。わかっていても、ひたすら何の変化も結果の兆しもない間、時間を過ごすことは、これでよいのだろうか、何か動かないといけないのではないかと悩みますよね。でも、そんなときは、「やるべきことをやりつくして、もうやることがない状態なのか」を再確認することだと、最近気づきました。そして、この中国社長の言葉で、その意味を再確認しました。これぞ、人事を尽くして天命を待つ、中国語でいうところの「做事在人,成事在天(ズオ・シー・ザイ・レン・チェン・シー・ザイ・ティエン)」やるべきことをするのは人であり、結果を出すのは天である、ということです。やることをやったら、ジタバタするな、しっかり腹をくくれ、そういうことでしょう。結果はついてくるもの、とよく言われる通り、結果を求めるにはまず、行動!ですよね。今週も元気に行動しましょう!!

做事在人 成事在天 [zuo4 shi4 zai4 ren2 cheng2 shi4 zai4 tian1]